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近頃はいろいろな道具をどんどんスマホ(iPhone)で置き換えているのだが、腕時計だけはそうはいかない。昔何度もみた映画、"Easy Rider"では、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーの演じる2人の男が旅に出る前に腕時計を捨て去るのだが、理解できない。
思えば、カメラも、ムービーも、写真アルバムも、カレンダーも、スケジュール帳も、メモ帳も、辞書も、地図も、カーナビも、ラジオも、音楽プレーヤーも、スキャナーも、その他モロモロも、スマホでまかなえる。
ところがどういうわけか、時計だけはスマホに置き換えられない。目覚ましはスマホになります。自分の腕時計には目覚まし機能なんか付いてないのもあるのだが。しかし移動中や仕事中に、ひょいと時刻を確かめたい時などは、やはり腕時計を見てしまうのだ。そこでポケットから iPhone を取り出す気にはなれない。
カメラや辞書、地図、メモ帳などは、使う時にはポケットから取り出す。だから、iPhone を取り出すのも同じ動作だから苦にはならない。しかし腕時計だけはポケットから取り出す動作を伴わない。左手首を見ればいいだけ。それが iPhone では及ばないところだ。
時間に追われる生活から離れて隠居してしまうまでは、やはり腕時計は手放せないだろう。